小児疾患(夜泣き・おねしょ・便秘・チック・脳性麻痺)
漢方薬や鍼は大人が行うものと思われがちですが、小児に対しても大変有効です。子供は良い意味で敏感ですので、比較的即効性が期待できます。なお、鍼治療の場合は、原則的に「小児はり」と言う子供用の刺さない鍼を使用しますが、脳性麻痺の場合はYNSA(山元式新頭鍼療法)を施します。
人形町治療院の小児はりを動画で紹介↓
夜泣き・イライラ
2歳男児
数週間前から夜になると、「キャー、キャー!」と叫ぶようになる。
熱は無いが、皮膚が極端に固いので、小児はりを行ったところ皮膚が柔らかくなり、正常な肌の状態に戻った。2週間で計4回の治療を行い症状は殆ど消失したが、まれに再発すると訴えがあったため、しんあい堂でウチダ和漢薬の午黄カプセルを購入。午黄は小児の特効薬として知られており、服用後は症状が落ち着き元気になる。
おねしょ
6歳女児
中々症状が治まらないとご両親と来院。
皮膚を軽くこする小児はりを開始。非常にくすぐったいらしく、施術中はずっと笑っていた。何度か通ってもらい、1週間のうち5日は失敗しなくなった。もうワンアクション必要だったので、少量の補腎剤を服用してもらった所、3週間で100%症状が消失した。
おねしょ
小学生男子
中々症状が治まらないとご両親と来院。
小児はりと少量の補腎剤の服用を開始。上記と同様、3週間で症状が収まった。
便秘
18ヶ月男児
1週間ほど前から便秘。
胃腸の働きを整える処方と「小児はり」を行う。1時間後に便通あり。
不安症
小学校高学年女児
原因は不明だが数ヶ月前から急に落ち着きがなくなり小児科を受診したところ、「不安症」と診断。
人形町治療院による「お灸」と置き鍼療法を開始し、当店にて不安を和らげる小児薬を処方をする。最初は最初は緊張していたようだが、3回目のお灸からはとてもリラックスして楽しく学校のお話をしてくれるようになった。中学生になった今でも不定期に来院してくれている。
チック
小学校低学年女児
半年ほど前から急にチック症状が出たと訴え来院。病院は受診していない模様。
専門医の受診を勧めた上で、人形町治療院による「小児はり」と置き鍼療法を開始し、当店にて興奮を抑える処方の服用を開始。5回目の施術までは全く効果が見られなかったが、6回目から急に効果が出始め、徐々に回復に向かっている。
脳性麻痺
小学校低学年女児
早産による脳室周囲白質軟化症(PVL)。
右下肢の麻痺と背中が疲れると訴え来院。YNSAと牛黄製剤の服用を開始したところ、1回目の施術後に体が軽くなり非常に喜んでいた。その後は週1回の頻度でYNSAを行っている。
※小児に薬を使用する際は個人の判断で行わず、必ず専門家に相談して下さい。
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