4つの特徴
埼玉県鴻巣市人形町治療院の併設薬店である『漢方薬店しんあい堂』は、通常の薬店とは大きく異なっている特徴がございます。本コーナーでは、特に目立っている4つの特徴をご紹介致します。
その1 専門性
普通の薬局、薬店、病院では、”風邪=葛根湯”、”胃腸炎=安中散”の様に、病名に対して決まった薬を盲目的に選択し、患者さんに長期間服用してもらう事が常識となっています。
この様な処方は全く間違っていると言う訳ではないのですが、これでは西洋医学的な考えで漢方薬を出しているのに過ぎず、副作用のリスクも高くなってしまうので、正しい漢方薬処方とはお世辞にも言えません。また、薬局、薬店の場合は、患者さんの体に触れることが許されておりませんので、東洋医学の醍醐味である触診を行わずに薬を出しています。
しんあい堂は、東洋医学の専門家である鍼灸マッサージ師が営んでいるため、病名で薬を選ぶのではなく患者さんの体に触れて証を立てた後、疾患の状態に合わせた漢方薬をお選びする事が出来ます。(鍼灸マッサージ師は国家資格免許です。)
更に物理療法と薬物療法を同一の治療家が一貫して行うため、今までの治療法では症状の改善が難しかった疾患に対してのアプローチが可能となりました。
なお、当店の漢方薬を販売する際には、必ず患者さんご本人が来店して頂く必要がございます。止む終えない理由がない限り、代理人(家族、友人等)が来店されても販売致しません。
一般的なドラッグストア | 一般的な病院 | 当店 | |
東洋医学の専門知識 | × | × | ○ |
東洋医学的な触診 | × | × | ○ |
医療保険取り扱い | × | △ | × |
※漢方薬局、漢方専門病院はこの限りではございません。
その2 鍼灸マッサージ治療と漢方薬の相乗効果
「鍼灸治療を辞めたら治療前の辛い状態に戻ってしまった。」
「複数の漢方薬を試しても中々効かない。」
と言う経験はございませんでしょうか?
これは素地が整っていない状態で治療を中断してしまった時や、薬の変更が早すぎた時に起こる現象で、熟練した治療家でもしばしばこの問題に悩まされています。
古人は長い歴史の中で鍼灸と湯液の相乗効果を利用して素地を整えるという、素晴らしい知恵を編み出しました。漢方薬と鍼灸マッサーを上手に組み合わせ素地を整えることにより、体の土台を安定させ、良い意味でフラットで反応しやすい体を作ります。
既にお分かりかと思いますが、当店で漢方薬と鍼灸マッサージの併用治療を推奨している理由は、漢方薬の効果を最大限高め、1日でも長く治療効果を持続させ、回復を早めるためです。
その3 厳選された素材、拘りのエキス細粒剤
名前が同じ漢方薬なら、効果も同じだと思っていませんか?
様々なメーカーから”葛根湯”という名前の風邪薬が出ていますが、実はメーカーにより作り方や濃度が異なっていますので、有効成分の量にも違いが生じます。効果は当然として、色、味、香りも全く違います。
しんあい堂は、巷にあふれている大量生産品は扱わず、抽出方法に拘った老舗メーカー品のみを取り扱っています。具体的には、満量処方やエキス収率が高いものを使用し、散剤や丸薬は古来の調合法に基づいた原末成分100%の最高級品を取り揃えてございます。
その4 富山の薬
昔使っていた『富山のくすり』が欲しい!
富山の薬売り『売薬さん』の高齢化に伴い、熊の胆、赤玉はら薬、實母散、ケロリン等、馴染み深い富山の薬の購入が困難になり始めています。当店は富山の薬問屋と契約しているため、これらの薬を気軽に購入することが可能です。店内に在庫がない場合は取り寄せとなりますので、お気軽にご相談下さい。
ご利用手順
- 当店に連絡の上、予約を取ります。
- 予約時間の5~10分前にご来店下さい。
- 予診票に症状等の必要事項を記入して頂きます。
- 患者さんに合った漢方薬をお選び致します。所要時間は10~20分程度です。
龍心ゴールドSPや田七錠等のサプリメントは通販可能です。
しんあい堂と人形町治療院の歩み
- 2008年08月出張専門で業務開始鴻巣整形外科に勤務しつつ、休日のみ訪問マッサージ業(鍼灸・リハビリ等)を行う。
- 2009年01月訪問鍼灸リハビリマッサージ院 鍼灸工房を開設鴻巣整形外科での修行を終え、自宅のリビングのみを改造した簡易的な施術所を設ける。この頃は来院2割、出張8割で圧倒的に出張施術が多かった。
- 2012年04月業務拡張のため改装工事開始新築そっくりさんにて自宅兼施術所を大規模改築。改装期間中は近所のアパートを簡易施術所として業務を行う。
- 2012年07月人形町治療院としてリニューアルオープン自宅と治療院の玄関が別になり、綺麗な待合室も出来た。
- 2014年08月YNSA®(山元式新頭針療法)を本格的に治療に取り入れる山元敏勝医師との衝撃的な出会いから数年、やっとYNSAで納得の行く施術が可能となった。YNSAは現在も当院の基本療法となっている。
- 2015年04月漢方薬店鍼愛堂を開設東洋医学本来の姿である湯液(漢方薬)と鍼灸の併用が可能となった。
- 2017年12月再生医療(膝)の提供を開始全国鍼灸マッサージ協会が発行する、「機能再生士(第一期)」の資格を取得し、最先端の再生医療(PRP療法等)を希望する患者さんの受け入れを開始。
- 2018年11月YNSA学会認定治療師となるYNSA学会が発行する、「YNSA学会認定治療師(第一期)」の資格を取得した。今の所、国内で30人程しか認定者が居ないレアな認定資格である。
- 2019年01月療養費の受領委任の取扱い承諾関東甲信越厚生局から健康保険に関する承諾を得る。新たにスタートした制度で、これも第一期となった。
- 2019年02月日本統合医療学会の会員となる真のオーダーメイド医療を突き詰める必要を感じた。入会が中々大変だった。
- 2019年05月上海中医薬大学に短期留学鍼灸発祥の地の「今」を知るために単身中国へ渡った。ザリガニ料理が美味しかった。
- 2021年03月日本赤十字社銀色有功章大変名誉ある栄章を頂いた。コロナのせいで表彰式が中止になった。ちょっとだけ悲しい。
保持資格
国家資格免許、都道府県認可
- はり師
- きゅう師
- あん摩マッサージ指圧師
- 医薬品登録販売者
- 療養費受領委任取扱い(関東甲信越厚生局)
- 医薬品販売業許可証(埼玉県)※漢方薬店しんあい堂
- 医薬品登録販売者資質向上研修(厚生労働省)
団体、学会認定
- 上海中医薬大学短期留学修了証 中医課程
- 上海中医薬大学短期留学修了証 鍼灸課程
- 東洋医療臨床技術大学校認定(一般社団法人全国鍼灸マッサージ協会)
- 機能再生士(一般社団法人全国鍼灸マッサージ協会)
- パーキンソン病フォーラム受講終了(日本鍼灸神経化学会)
- YNSA全セミナー受講済み(YNSA学会)
- YNSA学会認定治療師(YNSA学会)
職歴
- 株式会社ライブドア
- 株式会社クレスコ
- 鴻巣整形外科内科
- 人形町治療院(現)
- 漢方薬店鍼愛堂(現)
講演・書籍掲載履歴
- 2010/10 健康保険の取り扱い方について
- 2011/01 腰痛と鍼灸治療について
- 2012/01 腰痛と鍼灸治療について
- 2013/01 鍼灸マッサージ治療について
- 2014/01 鍼灸マッサージの技術確認
- 2015/11 脳血管障害とパーキンソン病に対するYNSA
- 2016/09 逆子のお灸勉強会 1
- 2017/05 医道の日本社”医道の日本 5月号”
- 2017/07 夏休み直前 就職セミナー in ヘレン・ケラー学院
- 2017/10 冷え性に対するYNSA
- 2018/11 逆子のお灸勉強会 2
- 2019/12 逆子のお灸勉強会(リニューアル版)